西洋的な歴史認識
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/09 04:33 UTC 版)
日本の歴史学は西欧の近代歴史学の直接的な継受のもとに成立し、西欧史学の歴史観をほとんどそのまま継承した。とくに第二次世界大戦前後においてはマルクス主義の発展段階説が多大な影響力を持ち、ヨーロッパの歴史観に基づいた古代・中世・近代の歴史の三区分法など歴史認識においてはヨーロッパの歴史研究の視点をそのまま受け継いでいた。日本史や東洋史の分野でも三区分法はそのまま導入され、設定されていたが、「それぞれの区分を具体的にいつごろに設定するか」を巡って論争が絶えず、これらの分野では必ずしも時代区分についての共通理解が確定されているとは言い難かった。
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