複雑性PTSDとは? わかりやすく解説

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複雑性PTSD

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/03 01:50 UTC 版)

複雑性PTSD(ふくざつせいピーティエスディ、Complex post-traumatic stress disorderC-PTSD)とは、組織的暴力、家庭内殴打や児童虐待など長期反復的なトラウマ体験の後にしばしば見られる、感情などの調整困難を伴う心的外傷後ストレス障害(PTSD)である。DESNOSDisorder of Extreme Stress not otherwise specified)とも呼ばれる。


  1. ^ 『トラウマのことがわかる本 生きづらさを軽くするためにできること』(白川美也子 監修、講談社、2019年) 11ページ ISBN 978-4-06-516189-0
  2. ^ 複雑性PTSDに関する報道について 日本複雑性PTSD当事者支援協会
  3. ^ 『トラウマのことがわかる本 生きづらさを軽くするためにできること』(白川美也子 監修、講談社、2019年) 12、13ページ ISBN 978-4-06-516189-0
  4. ^ ICD-11にみる複雑性PTSD 日野市の心療内科、こころクリニック
  5. ^ 貝谷久宣『よくわかるパニック障害・PTSD - 突然の発作と強い不安から、自分の生活をとり戻す』主婦の友社、2012年。ISBN 9784072816776 
  6. ^ a b 『心的外傷と回復増補版』(ジュディス・ルイス・ハーマン、1992、翻訳1996、増補版1999)ISBN 4-622-04113-8
  7. ^ a b 『少年への性的虐待 男性被害者の心的外傷と精神分析治療』(リチャード・B・ガートナー、1999年の書籍の翻訳本。2005年) 35ページ ISBN 4-86182-013-8
  8. ^ 『トラウマとジェンダー 臨床からの声』(宮地尚子、2004年) 55・56ページ ISBN 4-7724-0815-0
  9. ^ 『子どもの虐待 子どもと家族への治療的アプローチ』(西澤哲、1994年) 52ページ ISBN 4-414-40172-0
  10. ^ 『少年への性的虐待 男性被害者の心的外傷と精神分析治療』(リチャード・B・ガートナー、1999年の書籍の翻訳本。2005年) 204ページ ISBN 4-86182-013-8
  11. ^ 『少年への性的虐待 男性被害者の心的外傷と精神分析治療』(リチャード・B・ガートナー、1999年の書籍の翻訳本。2005年) 205ページ ISBN 4-86182-013-8
  12. ^ 『少年への性的虐待 男性被害者の心的外傷と精神分析治療』(リチャード・B・ガートナー、1999年の書籍の翻訳本。2005年) 205・206ページ ISBN 4-86182-013-8
  13. ^ 『トラウマとジェンダー 臨床からの声』(宮地尚子、2004年) 150ページ ISBN 4-7724-0815-0
  14. ^ 『トラウマとジェンダー 臨床からの声』(宮地尚子、2004年) 57ページ ISBN 4-7724-0815-0
  15. ^ 『少年への性的虐待 男性被害者の心的外傷と精神分析治療』(リチャード・B・ガートナー、1999年の書籍の翻訳本。2005年) 238・239ページ ISBN 4-86182-013-8
  16. ^ 『少年への性的虐待 男性被害者の心的外傷と精神分析治療』(リチャード・B・ガートナー、1999年の書籍の翻訳本。2005年) 239ページ ISBN 4-86182-013-8
  17. ^ 『少年への性的虐待 男性被害者の心的外傷と精神分析治療』(リチャード・B・ガートナー、1999年の書籍の翻訳本。2005年) 239・240ページ ISBN 4-86182-013-8
  18. ^ 『少年への性的虐待 男性被害者の心的外傷と精神分析治療』(リチャード・B・ガートナー、1999年の書籍の翻訳本。2005年) 240ページ ISBN 4-86182-013-8
  19. ^ 『トラウマとジェンダー 臨床からの声』(宮地尚子、2004年) 58ページ ISBN 4-7724-0815-0
  20. ^ 『複雑性PTSDの臨床実践ガイド:トラウマ焦点化治療の活用と工夫』日本評論社、2021年、36-37, 196-197頁。 
  21. ^ a b 大滝涼子・大沼麻実・河瀬さやか・金吉晴 (2014). “幼少期のトラウマによる複雑性PTSDのための認知行動療法:STAIR(感情調整と対人関係調整スキルトレーニング)とNST(ナラティブ・ストーリィ・テリング)”. トラウマティック・ストレス 12 (1): 71-78. 
  22. ^ a b 金吉晴・中山未知・丹羽まどか・大滝涼子 (2018). “複雑性PTSDの診断と治療”. トラウマティック・ストレス 16 (1): 27-35. 
  23. ^ a b 『複雑性PTSDの臨床:"心的外傷~トラウマ"の診断力と対応力を高めよう』金剛出版、2021年、57-65頁。 
  24. ^ 『複雑性PTSDの臨床実践ガイド:トラウマ焦点化治療の活用と工夫』日本評論社、2021年、197-198頁。


「複雑性PTSD」の続きの解説一覧

複雑性PTSD (C-PTSD)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 00:07 UTC 版)

解離性同一性障害」の記事における「複雑性PTSD (C-PTSD)」の解説

PTSDというと戦争とか災害などの一過性の心的外傷原因として有名であるが、ジュディス・ハーマン(Herman,J.L.)などのようにこれを「単純型PTSD」とし、性的暴力家庭内暴力などの、心的外傷繰り返し長期間にわたるものを複雑性PTSD(Complex PTSD (C-PTSD))とするなど、PTSD拡げる見解発表されている。 しかしC-PTSDの定義は提唱者によって変わり一定しない。ヴァン・デア・コーク (Kolk,V.D.) らは1996年の『トラウマティックス・ストレス』において類似の概念DESNOSDisorder of Extreme Stress not otherwise specified)を提唱したC-PTSD論じた最新のものにはバン・デア・ハート (Hart,V.D.) らの構造的解離理論があるが、そこでは、第1次構造的解離 は単純型PTSD解離性障害の単純型(離人症解離性健忘など)。第2次構造的解離は複雑型PTSD特定不能の解離性障害境界性パーソナリティ障害第3次構造的解離をDIDとしている(詳細は「解離性障害構造的解離理論参照)。

※この「複雑性PTSD (C-PTSD)」の解説は、「解離性同一性障害」の解説の一部です。
「複雑性PTSD (C-PTSD)」を含む「解離性同一性障害」の記事については、「解離性同一性障害」の概要を参照ください。

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