補酵素F430
分子式: | C42H52N6O13 |
その他の名称: | 5,6aα-[(3S,4S,9R,13S,1Z,5E,7E,11Z)-3-(Carboxymethyl)-4-(2-carboxyethyl)-11,13-[(2S,3S)-1-carbamoyl-2-methyl-5-carboxypentane-2,3-diyl]-2,5-epimino-6,7,9-[(4S,5S)-1-oxo-6-carboxyhexane-1,4,5-triyl]-8,12-diazatetradecane-1,5,7,11-tetrene-1,14-diyl]-2-oxo-3aα-methyl-1,2,3,3a,4,6a-hexahydropyrrolo[2,3-b]pyrrole-4α-propionic acid、Coenzyme F430、補酵素F430 |
体系名: | 5,6aα-[(3S,4S,9R,13S,1Z,5E,7E,11Z)-3-(カルボキシメチル)-4-(2-カルボキシエチル)-11,13-[(2S,3S)-1-カルバモイル-2-メチル-5-カルボキシペンタン-2,3-ジイル]-2,5-エピミノ-6,7,9-[(4S,5S)-1-オキソ-6-カルボキシヘキサン-1,4,5-トリイル]-8,12-ジアザテトラデカン-1,5,7,11-テトラエン-1,14-ジイル]-2-オキソ-3aα-メチル-1,2,3,3a,4,6a-ヘキサヒドロピロロ[2,3-b]ピロール-4α-プロピオン酸 |
F430
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/06 23:12 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動F430 | |
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 73145-13-8 |
PubChem | 5460020 |
特性 | |
化学式 | C42H51N6NiO13+ |
モル質量 | 906.58014 g/mol |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
F430はメチル補酵素M還元酵素の補欠分子族である。古細菌のメタン菌にのみ見られる[1]。この酵素はメタン発酵の最終段階を触媒する。
- (補酵素M + 補酵素B → CH4 + CoB-S-S-CoM)
コルフィン
天然にはテトラピロールはヘム、クロロフィル、ビタミンB12に使われているが、F430には二重結合が5つしかない最も還元されたテトラピロールを持つ。この独特なテトラピロール誘導体はコルフィン(corphin)と呼ばれている。相対的な不飽和結合の不足によってこれは黄色を呈しており、より不飽和なテトラピロールのような濃い赤紫色を呈さない。また、天然では唯一ニッケルを含むテトラピロールである。
脚注
- ^ Thauer, R. K., "Biochemistry of Methanogenesis: a Tribute to Marjory Stephenson", Microbiology, 1998, 144, 2377-2406
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