補助通貨単位の取り扱い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 09:38 UTC 版)
「ISO 4217」の記事における「補助通貨単位の取り扱い」の解説
ISO 4217の規格には、通貨単位と補助通貨単位との関係を表現するための仕組みが規定されている。この仕組みは、通貨の「指数」(exponent)と呼ばれるもので、10に対する冪指数を表している。例えば、USD(アメリカ合衆国ドル)は、その補助通貨単位であるセントの100倍なので、USDの指数は2である(102=100)。通常、補助通貨単位は主要な通貨単位の100分の1であることが多いが、10分の1であったり1000分の1であったりすることもある。モーリタニアの通貨体系は十進法ではなく、ウギアは5コウムである。通貨の中には、補助通貨単位を使用しないものもあり、その場合は指数が0になる。JPY(日本円)には補助通貨単位の銭があり、名目上は1円の100分の1の価値を持っているにもかかわらず、実際にはほとんど使用されないことから、JPYの指数は0となっている。
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