装置概要と効果
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/26 08:24 UTC 版)
一般的な二軸ボギー車では、4つの車軸全てに速度発電機もしくはパルスセンサーによる回転数検知器を搭載しており、その電気信号が制御ユニットに送られて車軸の回転数を監視している。ブレーキ時に車軸間の回転数の差が基準値より大きくなると、回転数の低い車軸が滑走していると判断され、制御ユニットから電気信号による指令が滑走防止弁に送られ、回転数の遅い車軸のブレーキを弱め、車軸の再粘着を行って回転数を回復させ、その後に再びブレーキを掛けることで、4つの車軸の回転数が等しくなるように調整する。 滑走を検知すると、一部の車種では運転席にあるブレーキシリンダ圧力計の針が一瞬だけ大きく振れたり、床下のブレーキ装置やブレーキシリンダから動作音がするなど、装置が作動していることがわかる。
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