裁判後、明らかになった事実
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 07:00 UTC 版)
「進歩党事件」の記事における「裁判後、明らかになった事実」の解説
事件から40年が経過した1999年8月、当時、事件の捜査にあたっていた捜査員の一人が「事件は当局によって捏造されたものである」と新聞社に証言した。それによると当時ソウル市警察局の捜査要員であった韓承格は「当時の景武台(現・青瓦台=大統領官邸)から、曹奉岩を捕まえなければ李承晩大統領の再当選が不可能なので、どんな手を使ってでも捕まえろ、という指示を受けた」と証言、捜査過程では「上部から『進歩党をなくし、曺奉岩を殺すぐらいの事件を起こさねば、お前が死ぬぞ』という脅迫を受けた」ことも告白した。これまで状況証拠のみで語られてきた進歩党事件の真相が捜査関係者の証言で改めて裏付けられることとなった。
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