袖もぎさん
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/18 18:32 UTC 版)
袖もぎさん(そでもぎさん)または袖もぎ様(そでもぎさま)は、主に中国・四国地方の民間信仰における路傍の神。その前で転んだときは、片袖をもぎとって手向けてこないと災いに遭うとされる[1][2]。行路の安全を祈願するために片袖をちぎって袖の神に供える風習ともいう[3]。実際にそうした神が路傍に祀られている例は少なく、坂、橋、樹木といった特定の場所にそのような習俗が伝えられていることが多い[4]。
- ^ a b c d e 民俗学研究所 1955, pp. 825-826
- ^ 『ニッポン神さま図鑑』宗教民俗研究所編、祥伝社〈祥伝社黄金文庫〉、2003年12月、74頁。ISBN 978-4-396-31337-1。
- ^ a b c 水木 2007, pp. 122-124
- ^ 『民間信仰辞典』桜井徳太郎編、東京堂出版、1980年12月、172頁。ISBN 978-4-490-10137-9。
- ^ a b c 佐上 1972, pp. 125-126
- ^ a b c 西谷 2000, pp. 129-131
- ^ 「郷土研究[要文献特定詳細情報]」2巻702ページ
- ^ “川匂地区の文化財”. 二宮町 (2020年6月10日). 2020年8月20日閲覧。
- ^ “続・湘南のお地蔵さま - 9『袖切地蔵』”. えのぽ;江の島・藤沢ポータルサイト. 湘南ふじさわシニアネット (2017年8月26日). 2020年8月20日閲覧。
- ^ 「古代研究」[要文献特定詳細情報][要ページ番号]
- 1 袖もぎさんとは
- 2 袖もぎさんの概要
- 3 参考文献
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