虫白蝋

デジタル大辞泉

いぼた‐ろう〔‐ラフ〕【水^＝蝋^×蝋／虫^＝白^×蝋】

読み方：いぼたろう

イボタノキに寄生するイボタロウムシの幼虫が分泌した蝋を、加熱溶解し、冷水中で凝固させたもの。ろうそくの原料や、生糸織物や家具・革製品のつや出し、止血薬などに使用。虫蝋(ちゅうろう)。

ちゅう‐はくろう〔‐ハクラフ〕【虫白^×蝋】

読み方：ちゅうはくろう

⇒水蝋樹蝋(いぼたろう)

薬用植物一覧

イボタノキ

科名： モクセイ科 別名： カワネズミモチ 生薬名： チュウハクロウ（虫白蝋） 漢字表記： - 原産： 日本 中国 用途： 山林に自生する落葉の低木で、生け垣に利用される。イボタカイガラムシが樹皮に寄生し、分泌したイボタ蝋は、止血に用いるほか、家具の艶出しやロウソクの原料にも用いました。また、いぼとりにも用いられます。 学名： Ligustrum obtusifolium S. et Z.