蓄積交換システム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 17:10 UTC 版)
FAXの送信データを蓄積交換装置に送ってメモリーし、後宛先FAXに送信する。1979年に商品化された蓄積交換装置は現在のFAXへ継承されている下記のように多数の機能を実現している。 自動送信 OMRシートやワンタッチキーにより自動送信する 同報サービス 複数のFAXに同一電文を送信する 列信サービス 受信した複数枚の原稿を纏めて送信する 優先サービス 優先度の高い電文を先に宛先のFAXに送信する 代表サービス 複数のFAXをグループ化して、一つの電話番号で送信し、空いているFAXで受信できる 機密保護サービス 受信側FAXのパスワード入力により送信する 代行サービス 宛先のFAXが障害等で受信できない場合、予め設定されている他のFAXへ送信、又はメモリーに一時蓄積する 通信証明サービス 送信が完了した文書に送信済みスタンプを、受信した文書に受信時間等を印字する トレースサービス 電文の状態を追跡させる 上記の機能は1982年にはフロッピー・ディスク内蔵のファクシミリに受け継がれ、1986年にはRAMを画像メモリーとしたファクシミリ引き継がれた。
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