著作・文学作品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 03:23 UTC 版)
歴史書では『宋書』および『晋書』『斉紀』を編纂した。詩の分野では同じ「八友」の仲間である謝朓・王融らとともに、詩の韻律・形式美を自覚的に追求し、「永明体」と呼ばれる詩風を生み出した。その理論として四声(平・上・去・入)・八病の説を唱えた。南朝の同時代の文壇において最も重きをなし、無名であった劉勰が『文心雕龍』を世に出そうとした時には、沈約に見せて評価を求めたという。『梁書』本伝によると彼の文集は100巻あったというが散逸し、現在伝わる文集は明代以降に再編集されたものである。
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