荷重の方向
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 09:17 UTC 版)
軸受は多くの場合、軸と直角な荷重(ラジアル荷重)を支持する。軸方向の荷重(アキシャル荷重)をどれだけ支持できるかは軸受の種類に依存する。スラスト軸受はアキシャル荷重専用に設計されている。 単列深溝玉軸受の場合、SKFの文書によると最大アキシャル荷重は最大ラジアル荷重の50%程度とされているが、同時に軽く小さい軸受では最大アキシャル荷重は最大ラジアル荷重の25%程度だとも記している。 単列アンギュラ玉軸受の場合、アキシャル荷重は最大ラジアル荷重の約2倍までで、円錐軸受では最大アキシャル荷重は最大ラジアル荷重の1倍から2倍の間である。 仕様としてアキシャル荷重とラジアル荷重が示されている場合、それらをベクトルとして合計することで総荷重が得られ、公称最大荷重との組合せで寿命を予測することができる。
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