荷送りの儀

ご贈答マナー

荷送りの儀

ひとくちMEMO

荷運びの前後に荷宰領役（荷運び責任者−男仲人が行う時と別の方を仕立てる場合があります）の方に対し、新婦側で祝膳を出す（新郎側でも祝膳を出す場合もあります）のが基本ですが、用意しない時や辞退された場合は金封（水引付き祝儀袋）を用意します。
また荷運びの運転手や荷物の積み下ろしを手伝って頂いた方へも謝礼をします。
運転手やお手伝いの方には、３千円〜５千円程度で祝儀袋はのし袋（印刷祝儀袋）でも構いませんが、荷宰領の方には１万円〜２万円位を金封（水引付き祝儀袋）に入れ手渡すのが礼儀です。

祝い膳は通常荷送りの儀終了後に新婦側にて用意するのが一般的だが、荷宰領の訪問時間帯によっても異なるので、事前に時間を打ち合わせてどちらで用意するかを話し合っておくとよい。

ご贈答のマナー

贈答様式	贈り元	献辞（表書き）	慶弔用品
荷物の目録	新婦側	荷物目録 荷目録 目録	【目録金封】金銀結切り/金銀あわび結び/水引なし
新婦側の家族書	新婦側	家族書	【目録金封】水引なし
新婦側の親族書	新婦側	親族書
荷物の受書	新郎側	荷物受書 荷受書 受書	【目録金封】金銀結切り/金銀あわび結び/水引なし
新婦側の家族書	新郎側	家族書	【目録金封】水引なし
新婦側の親族書	新郎側	親族書
荷宰領への謝礼	新郎側	御礼 寿	【金封】金銀結切り/金銀あわび結び
	新婦側	御礼 寿
祝膳を出さない時	新婦側	御膳料	【のし袋】結切り祝/白
荷宰領へのお車代	新婦側	御車料	【のし袋】御車料字入
荷運びの運転手や お手伝いへの謝礼	新婦側	御礼 寿 御祝儀	【のし袋】結切り祝/御祝儀/御礼/寿字入

使用例（のし紙/金封/のし袋の様式）

のし紙/金封/のし袋の様式	使い方
	表書きの書き方 ふくさの使い方 慶弔用品の使い分け（婚礼用） 慶弔用品の使い分け（婚礼関係の祝儀・御礼・寸志用）
水引は金銀（７本か１０本）にて、結びは結切りか鮑結びを用いるのが基本です。 のし袋（印刷祝儀袋）を用いる場合は、水引は赤金または赤銀の（７本か１０本）にて、結びは結切りを用いるのが基本です。