芸術的装飾品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/25 06:29 UTC 版)
「ザルツブルク祝祭大劇場」の記事における「芸術的装飾品」の解説
ヘルベルト・フォン・カラヤン広場に面する北側正面の大理石製の玄関は、バロック建築家、ヨハン・ベルンハルト・フィッシャー・フォン・エルラッハの作品である。設置費用は1683年のトルコ戦争(第二次ウィーン包囲)の戦利品で賄われた。ザルツブルク大司教国は第二次ウィーン包囲の際、包囲解除の援軍として800人を送り、1688年には、ベオグラードの奪還へサヴォア公オイゲン指揮の軍勢を送り込んでいた。玄関上部の二人の女性像はヨーロッパとアジアを象徴している。一角獣に座っていることは、後世の修復の際に明らかになった。構造上の特徴は上部の採光に配慮している点で、水飼い場の馬の頭部に陽光が当たるようになっていた。 ホーフシュタールガッセ(「宮廷主馬通り」の意)の正面玄関には、ベネディクト派神父、トーマス・ミシェルの次の言葉がラテン語で記されている。「ミューズの神聖な家は熱狂的な芸術愛好家に開かれている。芸術に熱狂した私たちを神の力で高みへと高めてくれ」(SACRA CAMENAE DOMUS / CONCITIS CARMINE PATET / QUO NOS ATTONITOS / NUMEN AD AURAS FERAT)。
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