花の大きさについて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 22:06 UTC 版)
「ショクダイオオコンニャク」の記事における「花の大きさについて」の解説
有名なラフレシアの最大種であるRafflesia arnoldii の花は最大で直径90cmと、送粉者を誘引して受粉系となる単位器官としてはこれより小型である。しかし R. arnoldii が単体の花であるのに対し、ショクダイオオコンニャクの巨大な「花」は花序であり、そこに密生する個々の単体の花はごく小さい。そのため、単体の花としては R. arnoldii が世界最大である。両者とも腐臭を放って腐肉や獣糞で繁殖する昆虫を集めて花粉を媒介させるが、ラフレシアがクロバエ科のハエに依存しているのに対し、ショクダイオオコンニャクは糞虫やシデムシ類といった甲虫によって花粉が媒介される点が異なる。具体的には、シデムシ科の Diamesus osculans 、ハネカクシ科オオハネカクシ属のCreophilus flavipennis が、送粉に大きく寄与している。 ※(要確認)2020年1月、インドネシア・西スマトラ州アガンで過去最大のラフレシアとして、直径111センチのラフレシア・トゥアンムデの花が見つかった、とAFPにより報道されている。
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