色素性絨毛結節性滑膜炎とは? わかりやすく解説

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しきそせいじゅうもうけっせつせい‐かつまくえん〔‐クワツマクエン〕【色素性絨毛結節性滑膜炎】

読み方:しきそせいじゅうもうけっせつせいかつまくえん

滑膜赤褐色絨毛状・結節状の腫瘤形成され出血繰り返す病気関節痛み腫れ生じ進行すると骨が破壊されるPVSpigmented villonodular synovitis)。


色素性絨毛結節性滑膜炎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/30 07:10 UTC 版)

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色素性絨毛結節性滑膜炎
色素性絨毛結節性滑膜炎の顕微鏡写真
分類および外部参照情報
診療科・
学術分野
リウマチ学
ICD-10 M12.20
ICD-9-CM 719.20
DiseasesDB 29902
eMedicine article/394649
MeSH D013586
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色素性絨毛性結節性滑膜炎(しきそせいじゅうもうせいけっせつせいかつまくえん、: Pigmented villonodular synovitis)とは、本態不明の単関節の関節滑膜の増殖性疾患で膝・股関節に好発する。PVSPVNSと略す。

概要

単関節の関節滑膜の増殖性疾患で膝・股関節に好発する疾患であり、手関節の発症は稀である[1]。局在性の腱鞘巨細胞腫と同様の病理像をもつが、関節滑膜内にびまん性に発生し、滑膜炎の性格の強いものをいう。

関節血腫の原因となりMRI所見では血色素の沈着が見られる[1]

疫学

10代~40代の膝・股関節に好発する。

検査

MRI検査が診断に有効である。

治療

自然治癒は期待できず、放置すると次第に増殖し、骨を侵食し、関節破壊の原因となるため、びまん性の場合は滑膜全切除が必要である。骨内に病変が浸潤し骨破壊が生じている場合、さらに関節破壊が生じている場合は人工膝関節置換術、人工股関節置換術を行う[2]。その際も再発を予防するため十分な滑膜切除術を行う。十分な病巣滑膜の切除により完治しうる。

脚注

  1. ^ a b 第109回 医師国家試験問題解説 109A-51 2015年4月29日発売 メディックメディア社 ISBN 978-4896325829
  2. ^ メルクマニュアル - 関節腫瘍

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