自由主義系の立場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/13 00:08 UTC 版)
「欧州議会の政治会派」の記事における「自由主義系の立場」の解説
欧州自由民主同盟グループ元代表のグラハム・ワトソンは2大会派による大連立を批判している。また、「われわれにとっての挑戦とは、テーブルからパンくずをくすねる社会主義のプードルが無能な欧州人民党を支えるような大連立の特有的な保守性を打破するということだけではなく」、2大会派のあいだでの、他会派を排除しようとするような取り決めによって欧州委員会委員長、欧州連合理事会議長国、欧州議会議長、共通外交・安全保障政策上級代表のポストがやり取りされるようなことがあってはならないと示していくこともあるとして、自由主義系会派の狙いを述べている。 1999年から2004年にかけて、2大会派による大連立に割って入ったのは欧州自由民主改革党であり、このとき同党は欧州社会党グループを排したかたちで欧州人民党グループとの連携に踏み切った。つまり、従来のように欧州人民党グループと欧州社会党グループで分け合ってきた欧州議会議長のポストを、欧州人民党と欧州自由民主改革党とのあいだで分け合うということが合意されたのである。2004年から2009年にかけて、自由主義系会派は「欧州自由民主同盟グループ」を結成して、議席数も88にまで伸ばした。この議席数は過去の欧州議会の第3会派としては最多であった。
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