自己規制組織 (SRO)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/23 16:50 UTC 版)
「1934年証券取引所法」の記事における「自己規制組織 (SRO)」の解説
1938年、1934年証券取引所法はマロニー法 (Maloney Act) によって改正され、全国的な証券業協会の設立及び登録が認められ、証券取引委員会 (SEC) の監視下にある構成員の行為を監督することとされた。この改正によって、自己規制組織 (SRO, Self-Regulatory Organization) である全米証券業者協会 (NASD) が設立された。NASDは、ブローカーや業者の監督について第一次的責任を負うこととなり、その後は、NASDAQ株式市場の規制に当たることとなった。1996年、SECは、NASDが規制当局としての責任よりもNASDAQの運営者としての利益を優先していると批判した。そのため、NASDは、ブローカー、業者の規制に当たる団体と、NASDAQ市場の規制に当たる団体の二つに分かれた。2007年、NASDは、既にAMEXを買収済みであったニューヨーク証券取引所 (NYSE) と合併し、FINRAが設立された。現在、FINRAが唯一の自己規制組織 (SRO) となっている。
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