脈絡膜上経網膜刺激型(STS方式)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/01 00:44 UTC 版)
「人工網膜」の記事における「脈絡膜上経網膜刺激型(STS方式)」の解説
STS(Suprachoroidal Transretinal Stimulation=脈絡膜上経網膜刺激)方式と呼ばれる方式で網膜上刺激型と網膜下刺激型の課題を軽減するために眼外装置で捉えた画像を処理し、高周波で体外から電力と信号を皮下の受信装置に送電して眼球の一番外側を覆っている「強膜」内または「脈絡膜」に刺激電極アレイを設置して硝子体内に帰還電極を設置して外側から内側方向に電流が網膜を貫通するように電気刺激する方法で効率が良い。さらに眼球外部である強膜に電極を埋植するので他の方式と比較して手術が容易で、網膜への侵襲が少ないなど利点を有する。
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