脂漏性皮膚炎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 03:40 UTC 版)
脂漏性皮膚炎では、頭だけでなく顔や耳の後ろ、胸の前部にも症状が出ることがあり、これは脂ぎっていたり、乾燥していたりする。マラセチア(英: Malassezia、癜風菌)と呼ばれる真菌類が、皮脂のトリグリセリドを分解して、オレイン酸やアラキドン酸を作り出し、炎症を生み、表皮のバリア機能を壊し角質層を異常な状態にする。しかし、マラセチアは脂漏性皮膚炎を生じない健康な皮膚にも存在する菌であるため、個々人の感受性が要因であるとされる。フケ症の既往歴のある人では、オレイン酸を塗るとフケと酷似した病変を生じさせるが、既往歴のない人ではそうではない。
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