脂漏性皮膚炎
Seborrheic dermatitis
【概要】 皮疹の特徴は、左右対称の境界鮮明な紅斑。できる場所の特徴は、頭、額、眉間、鼻周囲、前胸部など皮脂腺が沢山ある場所。常在菌である癜風菌(Malassezia furfur)が皮脂中のトリグリセリドを分解し、生じた遊離脂肪酸による皮膚炎との節がある。ビタミン欠乏(ビタミンB2、B6)、精神的ストレス、心疾患、アルコール多飲、糖尿病、肝障害に合併することもある。進行したHIV感染者に頻繁に見られる。
【診断】 局所標本の苛性カリ・パーカーインキ法による鏡検検査。
【治療】 ステロイド剤と、抗真菌剤(ケトコナゾール)。基礎疾患の治療。
《参照》 ケトコナゾール
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