能動的防犯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/20 00:29 UTC 版)
能動的防犯とは、あらかじめ犯罪の起きやすそうな場所(人の目から死角になる場所等)をなくしたり、町内で見回りをする等、犯罪のおきやすい環境を改善していき結果的に犯罪を防止しようとする動きである。あるいは、ごく軽微な違反を徹底的に取り締まることによってそれに繋がる犯罪を抑制しようとする割れ窓理論もこれにあたる。 具体的には地域やコミュニティが主体となって、周辺地域の見回り、声かけ等を行い、 犯罪に対する注意を喚起する 犯罪者に「この地域は犯罪に寛容ではない」と思わせる 住民の目から死角になる場所を発見する 等の効果を期待するものである。 犯罪を犯そうとする者に対する対症療法的な受動的防犯に対し、能動的防犯はその地域の環境(犯罪の起こる要因)そのものを変えていこうとする活動であるため、個人ではなく地域や場合によっては市町村レベルでの取り組みが必要である。
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