能作者として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/08 12:49 UTC 版)
多くの作品を書いた。信光の作品は、おおむね華やかでわかりやすく劇的展開にみちている。「幽玄」を時に過剰なまでに追求した世阿弥・元雅の作品とは対照的に、信光の作品は、ショー的要素、同時代でいう「風流(ふりゅう)」を多く取り入れた華やかな作品が多い。これは、応仁の乱を経験する信光の時代は、上流武家、公家のバックアップを受けていた世阿弥時代に比べて、そのような層の後援が減り、地方興行も多く、幽玄よりもスペクタクル性が求められたためといわれている。この芸風は息子長俊に受け継がれ、彼もまた能作者として活躍している。
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