作者付に見える能作者「宮増」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/29 00:01 UTC 版)
「宮増」の記事における「作者付に見える能作者「宮増」」の解説
能作者「宮増」の名が見られるのは、能の曲目・作者の一覧を示した所謂作者付と呼ばれる伝書においてである。 うち、観世長俊の談話に基づいて作られた『能本作者註文』では、「氷室」など10番の能の作者として「宮増」なる人物の名が挙げられ、「脇之上手と云々」と注記されている。一方、筆者不明の『自家伝抄』では、「元服曽我」など28番の能について、作者が「宮増」である旨が記されている。 能作者としての「宮増」についての史料はわずかにこの2つのみで、またそこからは、「優れたワキ方の能役者だった」ことが辛うじて知れるに過ぎない。
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