胞子散布の様式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/18 08:22 UTC 版)
成熟した胞子嚢の表面は細かな棘状突起のために疎水性を持ち、他方でそれより下の胞子嚢を支える細い柄や頂嚢の部分はそうなっていないので親水的である。そのために胞子嚢が湿った面に押し当てられた場合、その疎水性のために反発力を生じ、胞子嚢柄や頂嚢がそこに触れやすくなるように向きを変えさせ、おそらくは頂嚢を破裂させるに足る力を加えさせる。それによって頂嚢の内容物が放出され、それが乾燥することでその部分より先の部分、つまり頂嚢の上半分と細い柄と胞子嚢がその部分に固着されることとなる。胞子嚢胞子は胞子嚢が機械的に破壊された場合にのみ放出される。
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