聞き手敬語法(상대높임법)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 15:37 UTC 版)
「在日朝鮮語」の記事における「聞き手敬語法(상대높임법)」の解説
聞き手敬語の「体系」面では、大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国のそれ(하십시오体・해요体・하오体・하게体・해体・해라体)とおおむね一致する。ただし、具体的な使用様相を見ると両国との相違がいくつか見られる。 現代の韓国ではほとんどの敬語使用場面で「해요体」が使用されるのに対し、在日朝鮮語では性別・年齢を問わず「하십시오体」が圧倒的に多く使用される。 現代の韓国では老年層を除いてほとんど使用されていない「하오体」も依然として使用されており、学生同士といった若い世代による使用も見られる。 例) 無駄に 학급비 사용하지 마시오. (※ドキュメンタリー映画「우리학교」における朝鮮学校高級部生徒の発話) 日本語の敬語規範の影響を受け、親しい関係においては目上の人に対していわゆる「반말(タメ口)」を使用することも観察される。 朝鮮民主主義人民共和国の影響を受け、現代の韓国では使用されない「-자요」「-으라(요)」の語尾が「해요体」の語尾として存在する。 など…(權恩熙2019を参照)
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