聖フロリーヌの伝説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/12/11 02:03 UTC 版)
「サント=フロリーヌ」の記事における「聖フロリーヌの伝説」の解説
フロリーヌは4世紀から6世紀の間にいた、信仰篤く清らかな若い娘であった。山育ちであり、狩に出ていた領主が彼女に会ったとき、フロリーヌはヒツジの見張りをしていた。彼女に魅せられた領主は、フロリーヌを連れて行こうとした。一人きりで無力であったフロリーヌは逃げた。突然、彼女はクーズ・ザルドとの境界となっている、そびえたつ崖の端を見つけた。彼女は汚されるより死を選んだ。フロリーヌは神に祈り、男から逃れるため崖から飛び降りた。奇跡が起こり、彼女は無事に反対側に着地できた。最終的に彼女は男に追いつかれ、首を切られた。別の説では、フロリーヌは奇跡が起きた後無傷であった。フロリーヌはオーヴェルニュで数年間暮らしたが、後に信仰を理由に斬首された。5月1日が彼女の祝日である。 マゾワール教区では聖フロリーヌの聖遺物を祀る。1932年、新しい聖堂が聖遺物のために建てられた。マゾワールの礼拝堂も再建された。 サント=フロリーヌ教会 マゾワールの教会にある聖フロリーヌのステンドグラス カレの塔
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