翅色の構成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/17 07:55 UTC 版)
翅の色はパピリオクローム色素によるものであるが、コウトウキシタアゲハ Troides magellanus とたいへんな稀産種であるブルキシタアゲハ Troides prattorumの2種の翅には見事な構造色が見られることで有名である。この2種を虫体背面後方からごく低い角度で眺めると、両種の後翅にある黄色を示す部分が青緑色の金属光沢を帯び、全体として真珠色に光り輝く。この煌く虹の輝きはモルフォチョウなど、他の構造色を示す蝶の鱗粉に見られる薄片(Lamella、ラメラ)構造ではなく、多層肋骨構造により光が回折して起きる現象であるとされている。
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