美術と文化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 02:44 UTC 版)
オルコメノスはその名前を紀元前590年から570年頃のオルコメノス・テラグループ(Orchomenos-Thera group)という、アルカイック期のクーロス(英語版)彫刻に与えている。アッティカではこの期間は小康状態を示し、活動はボイオティア地方、特にプトイオン山(英語版)のアポロンの聖域とオルコメノス(NAMA 9)の両方で活発だった。 オルコメノス・テラグループの様式の特徴は次のとおり。耳はまだ1つの平面に刻まれているが、様式化されていない。目は以前ほど大きくなく、より丸くなっている。口は水平ではあるが、常に1つの平面にあるとは限らない。肩甲骨は個別の隆起面になった。脊柱起立はときどき隆起した平面として示されることがある。通常、腕は体に結合されている。大転子(英語版)を覆うくぼみは一般に省略され、向う脛は時々内側に曲がっている。左脇腹は時折わずかに前方に配置されることがある。 ミニュアス土器(英語版)は中期ヘラディック文明のギリシアで生産された特定の種類のろくろ製陶器を指す用語である。みな一様に灰色をしており、オルコメノスで発見され、シュリーマンによって名付けられたのち定着した。
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