総選挙後の混乱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/10 17:35 UTC 版)
閣僚評議会議長(首相)のマリオ・モンティは経済危機からの立て直しを目的とした経済再生政策を進めていたが、国民に負担を強いることから不満が高まっていた。 2013年2月に開催された総選挙の結果、下院(代議院)で過半数を占めたピエル・ルイジ・ベルサーニ率いる民主党を中心とする中道左派連合は、上院(元老院)ではモンティ率いる中道勢力を含めても過半数を得るに至らなかった。 そのため、シルヴィオ・ベルルスコーニ率いる自由の人民を中心とした中道右派勢力、ベッペ・グリッロ率いる五つ星運動との連立協議を行うも不調に終わる。 またジョルジョ・ナポリターノの大統領任期の満了が近づく中、後継候補として中道右派と合意・推薦した元上院議長のフランコ・マリーニが中道左派勢力の造反者が出て、代わりに擁立した元首相のロマーノ・プローディは中道右派勢力の理解を得られず、いずれも議会の承認を獲得することに失敗した。
※この「総選挙後の混乱」の解説は、「レッタ内閣」の解説の一部です。
「総選挙後の混乱」を含む「レッタ内閣」の記事については、「レッタ内閣」の概要を参照ください。
- 総選挙後の混乱のページへのリンク