総督の広東語名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 09:18 UTC 版)
香港で非漢字圏の人名は、一般に音の似ている字を当てはめて音訳する。歴代の香港総督の多くには、それとは別に中国人風の広東語名が付けられた。例えば、第28代総督クリストファー・パッテン(のち一代貴族パッテン卿)は、香港総督として着任するまでは柏藤(パッテンの音訳)と表記されていたが、着任後は彭定康と表記されるようになった。多くの場合、総督の苗字と名前の原音から近いイメージの音になり、なおかつ字義に悪いニュアンスが含まれないなど人名としてふさわしい字を注意深く選んで、2ないし3文字程度の一見中国人風の名前が名付けられた。中英間の関係を少しでも融和させようという意図の下に行われていた。
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