給分とは? わかりやすく解説

きゅう‐ぶん〔キフ‐〕【給分】

読み方:きゅうぶん

主家から家臣給付され所領米銭など。給料


給分

読み方:キュウブン(kyuubun)

(1)中世武士恩給として与えられ知行地や、荘園領主荘官給与した米、銭など。
(2)江戸時代幕府諸藩下級役人中間小者その他の奉公人に対して支給した給与


給分

読み方:キュウブン(kyuubun)

所在 石川県羽咋郡志賀町

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

給分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/08/11 04:03 UTC 版)

給分(きゅうぶん)とは、中世日本において、荘園領主が自己の支配する荘官や職人たちに対して、あるいは武士がその被官に対して与える土地や米や銭などの報酬のこと。

給分が給地(土地)として与えられた場合には、与えられた給人給主に対して一定の奉仕をする代わりに年貢公事の全部もしくは一部が免除された。その一方で、給地の処分権は給主に保持されていたことから、給人は勝手に土地の売買などの処分行為をすることは出来なかった。比較的多くの史料に恵まれている興福寺の場合、一般の荘官だけではなく学僧や衆徒、絵所・塗師などといった職人・手工業者などに対して給田や給米などの形式にて与えられていたことが知られている。「給分」の語は武家社会においても鎌倉時代以後広く用いられていた(『吾妻鏡嘉禎元年5月13日条など)。

近世においては、下級武士や中間小者・奉公人に対して給与として与えられる米銭の称となった。

参考文献



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