結成直後に政権獲得
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/12 02:07 UTC 版)
「シッキム民主戦線」の記事における「結成直後に政権獲得」の解説
1985年以来シッキム州の州政権を担ってきたシッキム闘争会議(SSP)から分裂して、パワン・クマール・チャムリンが1993年に結成した政党である。チャムリンは、当時の州首相でSSP党首のナル・バハドゥール・バンダーリーの独裁的な性格や特権層との癒着に反発して党を割って出た。 反バンダーリー勢力の取込みに成功したチャムリンは、SDF成立直後の1994年州議会選挙で、早くもバンダーリー率いるSSPとの一騎討ちの構図に持ち込む。結果は、SDFが19議席、SSPが10議席となり、SDFが州政権を獲得、チャムリンが州首相に就任した。勝因としては、約15年に及ぶバンダーリー政権が村落開発を進めなかったことへの不満が住民の間で募っていたのに対し、SDFが草の根を志向し村落開発重視の姿勢を見せたことが指摘されている。
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