紙をくれ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/19 06:34 UTC 版)
紙をくれ(かみをくれ)は、学校の怪談のひとつ。
内容
地域や時代により様々なバリエーションがあるが、概ね以下のような内容である。
夕方の学校のトイレに入った女子生徒が「かみをくれ」という個室からの声を聞きつける。彼女は近くに置いてあったトイレットペーパーを上から投げ入れた。すると再び「かみをくれ」と言われ、また投げ入れる。
紙を入れるたびに声が大きくなり、また何度入れても「かみをくれ」と言われるため「もうないわよ」と返したところ、声はぴたりと止んだ。
不審に思った生徒がドアをノックするが、返事は無い。恐る恐るドアを押してみると鍵は開いており、中を見るとそこには誰もいなかった。
恐怖で凍りつく生徒。すると「この紙じゃない…お前の髪だ!」の声と共に便器の中から伸びてきた手に髪を掴まれ、彼女は便器に引きずり込まれてしまったというもの[1]。
考察
この話の原典は明らかでないが、1977年に刊行された奥成達(おくなり たつ)著の『怪談のいたずら』という書籍に、聞き手を驚かせて楽しむ方法が記載されている。手順としては、まず次のような話を語って聞かせる。
殺人事件の被害者が、汲み取り式の公衆便所に投げ込まれ、事件は迷宮入りしてしまう。それ以後、夜にそこで用を足すと、便器の奥から「紙をくれ」というか細い声が聞こえるようになる。ちり紙を1枚便器に投げ込んでやると、また「紙をくれ」と声が…。次々に紙を投げ込んで、もう1枚しか残っていない。どうしようかと迷っていると、
語り手は、ここで「その紙じゃない、このカミだ!」と大声を出して相手の髪の毛を引っ張る、というものである。
脚注
「紙をくれ」の例文・使い方・用例・文例
- 彼は私が日本に帰る時、手紙をくれた。
- 私の友達は毎年私に手紙をくれます。
- 私の友達は毎月私に手紙をくれます。
- 友人が、私は元気かとたずねる手紙をくれた。
- 母は手紙をくれ、私の健康を尋ねた。
- 彼女は私に長い手紙をくれた。
- 彼女は私に手紙をくれた。
- 彼女は月に一度私に手紙をくれる。
- 彼女が手紙をくれたので、彼女の家を訪ねる手間が省けた。
- 彼は週に1回手紙をくれます。
- 彼は時々わたしに手紙をくれる。
- 彼は私を訪れるという主旨の手紙をくれた。
- 彼は私に長い手紙をくれた。
- 彼は私に短い手紙をくれた。
- 彼は私に愛情のこもった手紙をくれた。
- 彼は今でも時々手紙をくれる。
- 祖国に帰るとすぐに彼女は私に手紙をくれるだろう。
- 私の娘は少なくとも週に一度は必ず手紙をくれます。
- もっと早く手紙をくれなかったと言って、彼女は私を非難した。
- ジョンはドイツ語の手紙をくれました。
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