純貸出(+)/純借入(-)(Net Lending / Net Borrowing)
実物面において、投資と貯蓄は経済全体をとれば一致するが、部門別に見ると一致しないのが普通である(例えば、家計は貯蓄超過主体である等)。このような投資と貯蓄の差は、一般にI-Sバランスと呼ばれる。これに資本移転の受払を加えたものが「純貸出(+)/純借入(-)」であり、資本蓄積の原資と非金融資産の取得とのバランスを表している。
また、各部門における「純貸出(+)/純借入(-)」は、金融取引を通じて調整されるが、そこでの金融資産の純増と負債の純増の差が「純貸出(+)/純借入(-)(資金過不足)」である。したがって、「純貸出(+)/純借入(-)」と「純貸出(+)/純借入(-)(資金過不足)」は概念的に一致すべきものであるが、実際の計数では推計の方法等により若干の開差が生じている。
国民経済計算では、「純貸出(+)/純借入(-)」と「純貸出(+)/純借入(-)(資金過不足)」は、それぞれ、資本調達勘定の実物取引表と金融取引表のバランス項目となっている。
また、各部門における「純貸出(+)/純借入(-)」は、金融取引を通じて調整されるが、そこでの金融資産の純増と負債の純増の差が「純貸出(+)/純借入(-)(資金過不足)」である。したがって、「純貸出(+)/純借入(-)」と「純貸出(+)/純借入(-)(資金過不足)」は概念的に一致すべきものであるが、実際の計数では推計の方法等により若干の開差が生じている。
国民経済計算では、「純貸出(+)/純借入(-)」と「純貸出(+)/純借入(-)(資金過不足)」は、それぞれ、資本調達勘定の実物取引表と金融取引表のバランス項目となっている。
- 純貸出のページへのリンク