簡易改造車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 06:15 UTC 版)
「国鉄トラ20000形貨車」の記事における「簡易改造車」の解説
本格改造車は、蝶番の移設を伴うなど改造の工数が多いため、1943年4月から、それをより簡略化した方法で増トンできるようにする方法が考案され、実施された。具体的には、種車のあおり戸や蝶番はそのまま、上縁部に高さ130mmの折りたたみ式側板を追加するという手法であり、追加の側板は内側にヒンジを設けて積荷の逸失を防いだ。また、トム50000形のうち落成が1943年4月以降にずれ込んだ135両(トム55940 - トム55989, トム56505 - トム56589)は、製造中に改造を受け、トラ45940 - トラ45989, トラ46505 - トラ46589として落成した。 戦後は、あまりにも構造的に無理のある継ぎ足し改造だったこともあり、1947年(昭和22年)度から1949年(昭和24年)度末までに残存の全車が復元され、原形式番号に復した。
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