第78回ライスボウル (Rice Bowl 78 by GA technologies)は、2024年シーズン のXリーグ のチャンピオンを決めるアメリカンフットボール の試合。2025年1月3日に東京ドーム で開催された。特別協賛はGA technologies 。
パナソニック インパルス と富士通フロンティアーズ が4年連続の対戦を行い、パナソニック インパルスが2015年以来8度目の優勝を果たした。キックオフは日本時間 15時(UTC+9 )[ 1] 。
出場チーム
パナソニック インパルス と富士通フロンティアーズ が対戦する78回目のライスボウル 。両チームが決勝で対戦するのは4年連続7回目で、過去の対戦成績はインパルスが2勝、フロンティアーズが4勝である。4年連続同一カードでの開催はXリーグ史上初であり、ライスボウルがXリーグ決勝戦となった2021年シーズン以降、すべて同じ対戦カードとなっている。
インパルスは4年連続19回目の決勝進出で、自身が持つ最多出場回数を19回に伸ばした。対するフロンティアーズは12年連続16回目の出場であり、こちらも自身の持つ11年連続出場の記録を更新した。勝利すれば、インパルスは2015年の第29回ジャパンXボウル以来9年ぶり8度目、フロンティアーズは昨年の第77回ライスボウル以来4年連続9度目のXリーグ優勝となり、オービック の持つ最多優勝記録に並ぶ。
シーズン
大会
勝者
スコア
敗者
2007
第21回ジャパンXボウル
松下電工インパルス
33–13
富士通フロンティアーズ
2015
第29回ジャパンXボウル
パナソニック インパルス
24–21
富士通フロンティアーズ
2019
第33回ジャパンXボウル
富士通フロンティアーズ
28–26
パナソニック インパルス
2021
第75回ライスボウル
富士通フロンティアーズ
24–18
パナソニック インパルス
2022
第76回ライスボウル
富士通フロンティアーズ
29–21
パナソニック インパルス
2023
第77回ライスボウル
富士通フロンティアーズ
16–10
パナソニック インパルス
パナソニック インパルス
パナソニック を母体とする実業団 チーム。1988年シーズンに初めて社会人決勝戦進出し、1990年シーズンに初の社会人優勝を果たした。その後は、創部20年目にあたる1994年、1995年、創部30年目の2004年、2007年、2008年、2015年シーズンの計7回の社会人優勝を果たしている。Xリーグ決勝進出は今年を含めて19回であり、リーグ最多である。
レギュラーシーズン
今季からのリーグ編成により、インパルスはWEST地区に所属。開幕戦のPLEIADES福岡SUNS 戦を63-7で快勝。第2節のSEKISUIチャレンジャーズ 戦ではQBギャレット・サフロンからWR亀山暉へのTDで先制点を許すも、DBワイズマンモーゼス海人のパントブロックTD、QB荒木優也からWR鈴木崇与へのTDで逆転。終了間際、チャレンジャーズにQBギャレットからWRブギー・ナイトへのTDを決められるも、エクストラ・ポイントのキック失敗により14-13で辛勝した。第3節のエレコム神戸ファイニーズ 戦を27-10で勝ち、地区内全勝でシーズンを折り返した。第4節富士フイルム海老名Minerva AFC 戦に55-0で勝利、第5節東京ガスクリエイターズ 戦に27-13で勝利、第6節ノジマ相模原ライズ 戦に38-6で勝利し、シーズン6戦全勝を飾った。
RBT クオーターファイナル
RBT QF インパルスvsファイニーズ 試合概要
1
2
3
4
Total
パナソニック インパルス
7
3
0
14
24
エレコム神戸ファイニーズ
0
0
0
0
0
開催日 : 11月24日
試合開始 : 15:00(JST )
レギュラーシーズンを終え、勝ち点18で富士通フロンティアーズ と並び、得失点差により2位でプレーオフに進出。クオーターファイナルは、同じくWEST地区のエレコム神戸ファイニーズ(7位)との対戦となった。
試合序盤からインパルスが優勢に立ち、第1QにQB荒木優也からWR當間義昭への39ヤードパスなどでゴール前まで迫ると、RB立川玄明が中央を走りタッチダウン、7点を先制した。同じく第1Qに、ファイニーズのQBデイビッド・ピンデルのパスをDB清家大志がインターセプト。その後の攻撃でWR桑田理介へのパスなどでレッドゾーンに迫り、K佐伯眞太郎のフィールドゴールで3点を追加、10-0とした。ファイニーズは前半終了間際にエンドゾーンへ迫り、K谷川堅斗がフィールドゴールを狙うも、これをLBジャボリー・ウィリアムスがブロックし、インパルスは前半を無失点で終えた。
後半、守備ではファイニーズのWR内田大喜へのパスなどを通されるもタッチダウンを許さず、攻撃ではWR鈴木崇与へのパスなどで前進し、RBミッチェル・ビクタージャモ―のタッチダウンで追加点を決め、17-0とした。その後RB立川玄明のタッチダウンで引き離すと、守備でCBジョシュア・コックスの好プレーなどが光り、エンドゾーンを死守して無失点のまま試合を終えた。
RBT セミファイナル
RBT SF インパルスvsシーガルス 試合概要
1
2
3
4
Total
パナソニック インパルス
0
7
3
14
24
オービックシーガルス
5
0
0
0
5
開催日 : 12月14日
試合開始 : 15:00(JST )
第1Q、オービックのRB西村七斗のランでゴール前まで迫られるも、オービックWR渡邊ジャマールがファンブルしたボールをDB土井康平がリカバー。しかしその直後の攻撃で、エンドゾーン内でのQBサックにより、セーフティで2点を失点する。同じく第1QにオービックのK山崎丈路のフィールドゴールで追加点を決められ、5-0で第1Qを終えた。しかし、DLジャボリーウィリアムズとDL清水友哉のQBサックでシーガルスの攻撃をつぶすと、RB立川玄明のロングゲインでエンドゾーン前4ヤードまで迫り、同じくRB立川がタッチダウンを奪ってインパルスが逆転した。
後半、K佐伯眞太郎のフィールドゴールで3点を追加し10-5とすると、第4QにRBミッチェル・ビクタージャモ―へのパスが決まりタッチダウン、17-5と点差を広げた。その後、シーガルスのQBタイラー・クルカがファンブルしたボールをDL小村谷泰誠がリカバーしゴール前でインパルスの攻撃となり、RB立川玄明が中央を走り、試合を決める3つ目の追加点を決めた。
富士通フロンティアーズ
富士通 を母体とする実業団チーム。2013年シーズンから12年連続の決勝進出であり、過去10年で最も勢いのあるチームの一つである。チーム創設以来中堅チームとして決勝へ進出する機会は少なかったが、2009年シーズンからの14年間では、決勝進出13回、優勝8回と圧倒的な成績を誇り、オービック と同率のリーグ4連覇の記録も保持する強豪チームである。
両チームの戦績
パナソニックインパルス 対 富士通フロンティアーズ
1
2
3
4
Total
パナソニック
0
13
0
21
34
富士通
7
3
10
7
27
開催地 東京ドーム , 東京
ドライブごとの試合経過
開始
ボール保持
ドライブ
TOP
結果
得点内容
得点
Q
時間
地点
P
yd
yd
得点者
PAT
パナソニック
富士通
1
15:00
自陣24
パナソニック
9
35
4:15
第4ダウン失敗
—
—
—
—
—
1
10:45
自陣41
富士通
7
59
3:38
タッチダウン(ラン)
4
高木翼
キック成功
0
7
1
7:07
自陣14
パナソニック
6
14
3:44
パント
—
—
—
—
—
1
3:23
自陣39
富士通
3
-7
1:43
パント
—
—
—
—
—
1
1:40
自陣29
パナソニック
7
41
3:21
タッチダウン(ラン)
15
立川玄明
キック成功
7
7
2
13:19
自陣16
富士通
3
9
2:12
パント
—
—
—
—
—
2
11:07
自陣36
パナソニック
6
49
3:10
フィールドゴール成功
32
佐伯眞太郎
—
10
7
2
7:57
自陣25
富士通
10
60
5:15
フィールドゴール成功
32
納所幸司
—
10
10
2
2:42
自陣25
パナソニック
6
64
2:06
フィールドゴール成功
28
佐伯眞太郎
—
13
10
2
0:36
自陣16
富士通
1
-3
0:36
前半終了
—
—
—
—
—
前半終了
3
15:00
自陣25
富士通
7
56
3:23
36ydフィールドゴール失敗
—
—
—
—
—
3
11:37
自陣20
パナソニック
6
15
2:49
パント
—
—
—
—
—
3
8:48
自陣42
富士通
8
48
5:08
フィールドゴール成功
27
納所幸司
—
13
13
3
3:40
自陣21
パナソニック
4
11
1:25
ファンブルロスト
—
—
—
—
—
3
2:15
敵陣27
富士通
3
27
1:31
タッチダウン(ラン)
21
トラショーン・ニクソン
キック成功
13
20
3
0:44
自陣24
パナソニック
6
76
3:28
タッチダウン(ラン)
6
荒木優也
キック成功
20
20
4
12:16
自陣25
富士通
3
1
1:06
パント
—
—
—
—
—
4
11:10
自陣27
パナソニック
4
73
1:54
タッチダウン(ラン)
2
ミッチェル・ビクタージャモー
キック成功
27
20
4
9:16
自陣25
富士通
3
0
0:29
パント
—
—
—
—
—
4
8:47
自陣45
パナソニック
3
6
1:27
パント
—
—
—
—
—
4
7:20
自陣23
富士通
6
19
3:39
インターセプトリターンTD
42
ジャボリー・ウィリアムズ
キック成功
34
20
4
3:41
自陣19
富士通
9
66
2:34
タッチダウン(パス)
2
高木翼→サマジー・グラント
キック成功
34
27
4
1:07
自陣45
パナソニック
3
18
1:07
試合終了
—
—
—
—
—
P =プレー数、TOP =タイム・オブ・ポゼッション 、PAT =ポイント・アフター・タッチダウン。 アメリカンフットボールの用語集 (en ) も参照。
34
27
スタッツ
試合統計
統計
パナソニック インパルス
富士通フロンティアーズ
1st ダウン
17
16
3rdダウンコンバージョン
6/14(43%)
7/16(44%)
4thダウンコンバージョン
0/1(0%)
1/1(100%)
総獲得ヤード
412
319
総攻撃回数
60
63
総平均獲得ヤード
6.9
5.1
ラン獲得ヤード
228
103
ラン回数
37
23
ラン平均獲得ヤード
6.2
4.5
パス獲得ヤード
184
216
パス 成功-失敗-INT
23–14-0
40–24-1
パント回数-平均ヤード
3-41.3
4-49.3
総リターンヤード(Kickoff除く)
82
37
反則回数-罰退ヤード
9-81
6-45
ファンブル-喪失回数
1-1
0-0
ターンオーバー
1
1
タイムポゼッション
28:46
31:14
個人スタッツ
1 パス成功/パス回数2 ラン回数3 最長ゲイン
スターティングラインアップ
第78回ライスボウル スターティングメンバー
パナソニック
Position
富士通
オフェンス
村田圭
T
郭宇寧
西村拓朗
G
山口輝
阪口友章
C
山下公平
高森恵太
G
大久保壮哉
上沢一陽
T
安東純一
荒木優也
QB
高木翼
桑田理介
WR
神優成
ブレナン翼
WR
木村和喜
ミッチェル・ビクタージャモー
RB
WR
サマジー・グラント
立川玄明
RB
トラショーン・ニクソン
ケイレブ・フィリップス
TE
福井雄哉
ディフェンス
小石直哉
DL
神山恭祐
梶原誠人
DL
宇田正男
有村雄也
DL
ジョー・マシス
ジャボリー・ウィリアムス
LB
藤谷雄飛
加藤聖貴
LB
徳茂宏樹
青根奨太
LB
久下祐一朗
前川真司
DB
林奎祐
ワイズマンモーゼス海人
DB
高口宏起
清家大志
DB
ブロンソン・ビーティ―
ジョシュア・コックス
DB
奥田凌太
土井康平
DB
渡辺裕也
キッキング
佐伯眞太郎
K/P
納所幸司
小林真大
K/P
シーズン・トーナメント
総合順位
X1 Super
順位
チーム
地区
勝
敗
分
Div
All
勝ち点
1
富士通
C
6
0
0
3-0
6-0
18
2
パナソニック
W
6
0
0
3-0
6-0
18
3
オービック
E
5
1
0
2-1
5-1
15
4
SEKISUI
E
4
2
0
2-1
4-2
12
5
東京ガス
E
3
2
1
2-1
3-2-1
10
6
ノジマ相模原
C
3
2
1
2-1
3-2-1
10
7
エレコム神戸
E
3
3
0
1-2
3-3
9
8
IBM
E
2
3
1
2-1
2-3-1
7
9
OrientalBio
C
2
4
0
1-2
2-4
6
10
富士フイルム
C
0
5
1
0-3
0-5-1
1
11
オール三菱
E
0
6
0
0-3
0-6
0
12
PLEIADES福岡
W
0
6
0
0-3
0-6
0
プレーオフ
脚注
関連項目
3地区時代
1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
3地区&Super9・Battle9時代
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年
Super9・Battle9時代
X1 Super・X1 Area時代
総括
X1 Super
2019年
2020年
2021年
2022年
2023年
2024年
X1 Area
2019年
2020年
2021年
2022年
2023年
2024年
X2・X3リーグ
2019年
2020年
2021年
2022年
2023年
2024年
ライスボウル