第12回宝塚記念とは? わかりやすく解説

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第12回宝塚記念

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/27 10:01 UTC 版)

宝塚記念 > 第12回宝塚記念

1971年5月30日阪神競馬場で行われた第12回宝塚記念について詳細を記述する。

  • なお、馬齢については当時の表記方法(数え年)とする。

レース施行時の状況

この年から外国産馬に門戸が開放された。前年の春の天皇賞リキエイカン秋の天皇賞メジロアサマ、この年の天皇賞馬メジロムサシ、さらに大レースで好走実績のあるオオクラとスピーデーワンダーが出走し、ドリームレースに相応しい陣容となった。

出馬表

芝2200メートル 天候・晴 馬場状態・良
枠番 馬番 競走馬名 騎手 オッズ 調教師
1 1 メジロムサシ 牡5 横山富雄 3人(5.7) 大久保末吉
2 2 リキエイカン 牡6 田島日出雄 6人(22.5) 柏谷富衛
3 3 メジロアサマ 牡6 池上昌弘 1人(3.3) 保田隆芳
4 4 オオクラ 牡6 目野哲也 7人(25.8) 内藤繁春
5 5 スピーデーワンダー 牡6 岡部幸雄 2人(4.3) 富田六郎
6 6 ケイタカシ 牡7 池江泰郎 4人(10.2) 浅見国一
7 7 シュンサクリュウ 牡5 飯田明弘 5人(11.2) 小林稔
8 8 ヒロシゲ 牡5 福永洋一 8人(60.2) 武田文吾

レース展開

レースはメジロムサシが正面2ハロンを無理せず7番手に付け、2コーナーを回ってスルスルと上がり外の3番手。4コーナーでメジロアサマがケイタカシに並びかけるや、ムサシもすかさず追撃開始。直線追いづめで1ハロン過ぎでアサマに馬体を合わすと、ゴール前では押して押して押しまくり遂にクビ差優る。アサマは負けてもやはり強く、素早く先行するケイタカシの直後に付けて思い通りのレース運びとなる。4コーナーでケイタカシに並びかけ、後で抜け出したところ、ムサシに馬体を合わされデッドヒートの末敗れた。スピーデーワンダーは6、7番手から、直線に入りシュンサクリュウと共にヒロシゲを捕まえ、あと1ハロンから両馬を振り切ってケイタカシを捕まえる。ケイタカシはうまく先行ペースに乗せたものの、直線の追い合いで歯が立たなかった。

メジロの2頭の一騎打ちで「メジロ記念」が実現し、関東馬が3着まで独占した。

この競走の映像(関西テレビ放送の中継の映像を収録したもの)は、1995年10月20日にポニーキャニオンより発売された「中央競馬GIシリーズ 宝塚記念史」に収録されている。この競走映像での杉本清によるナレーションでも「メジロ記念」と称されている。

レース結果

着順 枠番 馬番 競走馬名 着差
1 1 1 メジロムサシ 2分17秒3
2 3 3 メジロアサマ  アタマ 
3 5 5 スピーデーワンダー 3馬身
4 6 6 ケイタカシ 1/2
5 8 8 ヒロシゲ アタマ
6 7 7 シュンサクリュウ アタマ
7 4 4 オオクラ 4馬身
8 2 2 リキエイカン 2馬身
単勝式 1 420円
複勝式 1 140円
3 120円
5 140円
連勝複式 1-3 380円

脚注




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