第14回宝塚記念
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/27 10:04 UTC 版)
![]() | この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2012年12月) |
1973年6月3日に阪神競馬場で行われた第14回宝塚記念について詳細する。
レース施行時の状況
阪神競馬場の当日は晴れて良馬場で進められていた。春の天皇賞を制したタイテエムが単勝支持率66.6%の圧倒的1番人気に支持され、その後はエイトクラウンとの母仔制覇が懸かるナオキ、天皇賞でタイテエムの3着に入ったシンザン産駒・シンザンミサキ、ハマノパレードと続いた。
出走馬と枠順
枠番 | 馬番 | 競走馬名 | 性齢 | 騎手 | オッズ | 調教師 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | ハマノパレード | 牡5 | 田島良保 | 4人(14.3) | 坂口正二 |
2 | 2 | ミリオンパラ | 牡6 | 戌亥信昭 | 7人(105.2) | 戌亥信義 |
3 | 3 | カツタイコウ | 牡6 | 加賀武見 | 5人(21.9) | 柄崎義信 |
4 | 4 | タイテエム | 牡5 | 須貝彦三 | 1人(1.5) | 橋田俊三 |
5 | 5 | アイチアサホマレ | 牡6 | 西谷達男 | 7人(117.4) | 上田武司 |
6 | 6 | ナオキ | 牡6 | 佐々木昭次 | 2人(10.3) | 田中康三 |
7 | 7 | シンザンミサキ | 牡7 | 久保敏文 | 3人(12.6) | 久保道雄 |
8 | 8 | エリモカップ | 牡7 | 大久保光康 | 6人(39.3) | 大久保正陽 |
レース展開
スタートは出遅れ癖のあるミリオンパラが今回も出遅れたものの、その他の7頭は通常のスタートだった。最内1枠1番と言う好枠を生かし、好スタートからハマノパレードが先手を取り、その後にタイテエム・ナオキ・シンザンミサキと有力馬が続いた。
ハマノパレードのマイペースの逃げは最終コーナーを回っても鈍る事無く、最後の直線で一瞬タイテエムに馬体を併せられそうになるものの、二の脚を使いクビ差で逃げ切った。2分12秒7のレコード勝ちであった。
この競走の映像(関西テレビ放送の中継の映像を収録したもの)は、1995年10月20日にポニーキャニオンより発売された「中央競馬GIシリーズ 宝塚記念史」に収録されている。
レース結果
着順 | 枠番 | 馬番 | 競走馬名 | 着差 |
---|---|---|---|---|
1 | 1 | 1 | ハマノパレード | 2分12秒7 |
2 | 4 | 4 | タイテエム | アタマ |
3 | 6 | 6 | ナオキ | 1/2 |
4 | 5 | 5 | アイチアサホマレ | 8馬身 |
5 | 8 | 8 | エリモカップ | アタマ |
6 | 3 | 3 | カツタイコウ | 1/2 |
7 | 7 | 7 | シンザンミサキ | 2.1/2 |
8 | 2 | 2 | ミリオンパラ | 1.3/4 |
単勝式 | 1 | 1060円 |
複勝式 | 1 | 160円 |
4 | 100円 | |
6 | 120円 | |
連勝複式 | 3-7 | 280円 |
レースのその後
宝塚記念を制したハマノパレードは第3回高松宮杯に出走。しかし、ゴールの残り150m地点で転倒し、左前脚を骨折。普通なら予後不良の診断が下さるが、ハマノパレードは翌朝、殺された。
- 第14回宝塚記念のページへのリンク