第四話 太宰治『晩年』(砂子屋書房)
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「ビブリア古書堂の事件手帖」の記事における「第四話 太宰治『晩年』(砂子屋書房)」の解説
大輔は栞子が入院するに至った秘密を打ち明けられる。栞子が所持する太宰治の『晩年』は、祖父・父と受け継いできた初版本、しかも署名入りのアンカット本で極めて貴重なものだという。文学館の展示に貸し出したことから所持していることが知られ、大庭葉蔵と名乗る男からその本を譲るようしつこく迫られ、ついにある日、夕立の中で石段から突き落とされたという。栞子は大輔にレプリカを使って犯人をおびき出そうと言い出す。『晩年』が病院にあることに気付いた大庭だが、栞子は大庭と対峙し『晩年』を燃やし捨てる。錯乱する大庭を大輔が取り押さえ、大庭は逮捕された。栞子のあまりの手際に、自分が信頼されていないことを悟った大輔は、ビブリア古書堂を辞めるといって店の鍵を返し病院を辞す。
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