第三章 漂流
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 14:29 UTC 版)
吉彦が落第候補になり生徒らの噂になる。そこへ吉彦が現れ、生徒らは宮のことについて討論となる。京極は宮が個性を奪われ、同じ級の者たちも同様であることを認めつつ、宮がそのような存在であることは日本に必要であり、自分たちも彼と日本のために個性や思想を諦めることを肯定するという。岩瀬は反論するも、打ちひしがれ教室を後にする。彼を追った吉彦は、朋子との交際のことを話す。後日岩瀬は、交際相手の淳子が自殺未遂したことを吉彦に語る。岩瀬はある日彼女に欲情して強引に迫り、そのとき彼女に岩瀬が御学友であることを理由に付き合ったと言われ憤るが、それを期に深い関係になった。しかしある時交際が岩瀬の父にばれ、強く反対された淳子は逢引の場所で薬を飲む。彼女を助け出す岩瀬は、一番の友人である自分が淳子と交際することで宮を嫉妬させているという考えに囚われる。岩瀬は吉彦に、彼女との関係も自殺にも理由はなく、自分が彼女を愛してはいなかったことを理解したと憔悴して語る。
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