競争の実質的制限
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/06/08 17:26 UTC 版)
競争の実質的制限とは、市場支配力の形成・維持・強化をいう。 市場支配力の定義は一様ではないが、例えば「競争自体が減少して、特定の事業者または事業者団体がその意思で、ある程度自由に、価格、品質、数量、その他各般の条件を左右すること」ができる力(東京高判昭28・12・7)と定義される。 審決例や裁判例においては、排除行為又は支配行為によって市場シェアが上昇したことを認定する場合が「競争の実質的制限」の認定の典型であるが、必ずしも具体的な数字を挙げる場合ばかりではない。
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