立ちはだかる困難
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 23:49 UTC 版)
沖縄戦の激戦地だった一帯の土地整備は幾多の困難をともなった。2006年には日本銀行那覇支店の移設予定地造成中に沖縄戦時の大量の不発弾が発見され、煙の出ているロケット弾をはじめとして、全長およそ60センチメートルの米製迫撃砲弾23発や艦砲弾、小銃弾110発など、合わせて140発が回収された。那覇市は県内で最も不発弾の多い場所となっている。 また遺骨収集もされず、米軍に強制接収され半世紀以上も放置されていたため、現場での遺骨収集も併せて実施された。工事現場では業者が遺骨や遺品を土嚢袋にまとめるのでさらに遺骨収集が困難になった。2009年10月から2020年2月まで那覇市や厚生労働省が遺骨収集事業を実施し、合わせて132人の遺骨が収集された。
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