空気齢、空気余命
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/11/25 00:33 UTC 版)
以下のような換気効率指標(Scale for Ventilation Efficiency, SVE)も提案されている。これらの指標は室内の詳細な各所における効率を得ることができるが、事前に予測することは難しく、実物による実験も困難であるためCFDの援用を必要とする。ここで V :室内容積 [m3] q :汚染源からの汚染質発生量 [kg/s] Q :換気量 [m3/s] cs = q / Q :瞬時一様拡散濃度 [kg/m3] x :室内の位置ベクトル [m] 空気齢(age of air) 吹き出し空気が室内の各点に到達するまでにかかる時間である。 T a i r ( x ) = c x ′ ( x ) c s {\displaystyle T_{\mathrm {air} }({\boldsymbol {x}})={\frac {c'_{x}({\boldsymbol {x}})}{c_{s}}}} c x ′ ( x ) {\displaystyle c'_{x}({\boldsymbol {x}})} :室内に総量q の汚染が一様発生したときの濃度分布、次の濃度に関する移流方程式の定常解: ∂ c x ′ ∂ t + ∂ c x ′ U j ∂ x j = q V {\displaystyle {\frac {\partial c'_{x}}{\partial t}}+{\frac {\partial c'_{x}U_{j}}{\partial x_{j}}}={\frac {q}{V}}} 空気余命(residual life time of air) 室内の各点を通過した空気が排出されるまでの時間である。 T a i r ′ ( x ) = c ″ ( x ) c s {\displaystyle T'_{\mathrm {air} }({\boldsymbol {x}})={\frac {c''({\boldsymbol {x}})}{c_{s}}}} c ″ ( x ) {\displaystyle c''(x)} :室内に総量q の汚染が一様発生するとき、上記の濃度移流方程式を逆時間方向に解いた時の濃度分布
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