福音主義教会の教説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/01 01:49 UTC 版)
福音主義教会における共通点は、宗教改革時に打ち出された「4つのソラ」(「Sola」は「~のみ」を意味するラテン語)に要約される。 信仰のみ – ソラ・フィデ(Sola fide)は、良き業ではなく、信仰によってのみ義とされるという意味である。マルティン・ルターは使徒パウロの「ローマの信徒への手紙」3章28節を「なぜならば私たち人間は律法の業なしで、信仰によってのみ義とされる」とドイツ語に訳した(ルター聖書)。 恵みのみ(ドイツ語版) – ソラ・グラツィア(Sola gratia)は、良き行いではなく、神の恵み(恩寵)によってのみ人間は救われるという意味である。 キリストのみ(ドイツ語版) – ソルス・クリストゥス(Solus Christus)は、信仰者にとって権威を持つものは、教会(ローマ・カトリック教会)やローマ教皇ではなく、キリストのみであるという意味である。 聖書のみ – ソラ・スクリプトゥラ(Sola scriptura)は、キリスト教信仰の基盤は、教会の伝統にではなく、聖書にだけにあるという意味である。 「五つのソラ」および「福音主義神学」も参照
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