祠堂祭
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 09:14 UTC 版)
例年4月25日に「五山の送り火」が行われる京都東山の麓鹿ヶ谷の住友家別邸だった「有芳園」で開かれる、「祠堂祭」に住友直系グループの社長や会長、相談役といった面々が集合する。約3000坪をこえる園内の一隅にある「芳泉堂」と名付けられた小さな祠がある。これは、1940年、日本紀元2600年の祝典が行われた年であったが、また住友では、別子銅山の開坑250年にあたる年で、歴代の住友家当主や旧住友本社幹部物故者の霊を祭るため、長谷部鋭吉の設計によって典雅な持仏堂として建立された。「祠堂祭」に参列を許されるのは、住友家ゆかりの者と、住友直系グループの社長会「白水会」のメンバーと、白水会卒業生(元社長)だけに限定されている。つまり「祠堂祭」は、住友家当主と住友直系企業グループの社長や会長、相談役らの最高経営責任者が、年に1度「物故者慰霊祭」のために、一堂に会する日である。なお、4月25日は「業祖」蘇我理右衛門の命日である。また祠堂祭の幹事は、「白水会」メンバー企業の持ち回りとなっている。
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