神戸市交通局1000形電車 (軌道)とは? わかりやすく解説

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神戸市交通局1000形電車 (軌道)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/06 22:14 UTC 版)

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神戸市交通局1000形電車
基本情報
運用者 神戸市交通局
製造所 日立製作所、広瀬車両、神戸市交通局長田車両工場
製造年 1949年 - 1950年
製造数 20両(1001 - 1020)
廃車 1971年3月
主要諸元
軌間 1,435mm
電気方式 直流600 V
架空電車線方式
車両定員 88人(座席46人)
車両重量 15.5 t
全長 14,000 mm
全幅 2,438 mm
全高 3,540 mm
台車 ブリル
駆動方式 吊り掛け駆動方式
歯車比 4.21(59:14)
出力 76.0 kw
定格速度 24.5 km/h
制動装置 空気ブレーキ
備考 主要数値は[1]に基づく。
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神戸市交通局1000形電車(こうべしこうつうきょく1000がたでんしゃ)は、神戸市交通局がかつて所有していた神戸市電路面電車車両である。

概要

900形の増備車として、1949年 - 1950年日立製作所他のメーカーにて 1001 - 1020 の20両が製造された。

900形との違いは、前後扉の幅が少しだけ広くなり、車内の造作に改良が加えられたこと、さらに1950年製造の 1018 - 1020 は、最初から集電装置にビューゲルを採用したことである。また1001・1002は、1952年ごろに一時的にパンタグラフを装備したこともあるが、後に全車ビューゲル化された。

中扉は1960年から1962年にかけて撤去され、窓を新設のうえ、車内の座席も延長するなどの工事を受け、前後2扉車となった。一部の車両は、窓枠がアルミサッシ化されている。

本形式の廃車は、1969年12月1日付の1014から実施され、1970年3月の山手・上沢・須磨の各線の廃止時に1007が、8月1日付で 1002 - 1006, 1008, 1018 の7両が廃車されたが、残りの11両は市電全廃まで使用された。

全廃後、1000形の車体は9両が各施設に払い下げられたが、すでにそのほとんどが消滅している。

脚注

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注釈

出典

  1. ^ 朝日新聞社 「日本の路面電車諸元表」 『世界の鉄道 昭和39年版』、1963年、168-169頁。 

参考文献

  • 神戸市交通局編『神戸市交通局八十年史』、神戸市交通局、2001年
  • 「神戸市電 車両史」『鉄道ファン』No.122(1971年7月号)、交友社
  • 小山敏夫『全盛期の神戸市電』(上)、ネコ・パブリッシング〈RM LIBRARY No.75〉、2005年11月 ISBN 4-7770-5128-5
  • 小西滋男・宮武浩二『全盛期の神戸市電』(下)、ネコ・パブリッシング〈RM LIBRARY No.76〉、2005年12月 ISBN 4-7770-5129-3





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