神奈川県の旧飛地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 01:43 UTC 版)
東京府と神奈川県の境をなす多摩川の両岸には、東京府側に神奈川県の飛地、神奈川県側に東京府の飛地がそれぞれ存在していた。これは多摩川のかつての蛇行跡に生じたものである。明治45年(1912年)、法令によりこれらの飛地が解消された際、神奈川県橘樹郡御幸村の一部が東京府荏原郡六郷村及び矢口村へ編入された。 神奈川県橘樹郡御幸村小向(旧小向村)の飛地 - 明治45年(1912年)六郷村八幡塚に編入。昭和3年(1928年)六郷村の町制施行に際し六郷町大字小向となり、1932年蒲田区六郷町の一部となる(現・西六郷のうち)。 神奈川県橘樹郡御幸村上平間・中丸子(旧上平間村・中丸子村)の飛地- 明治45年(1912年)矢口村矢口および下丸子に編入。昭和3年(1928年)矢口村の町制施行に際し矢口町大字上平間および中丸子となり、1932年蒲田区下河原町となる。 このほか六郷村古川の一部が橘樹郡御幸村に、六郷村八幡塚の一部が橘樹郡川崎町に、羽田町羽田・羽田猟師町・鈴木新田の各一部が橘樹郡大師河原村に、それぞれ編入された。
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