知識の理論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 01:25 UTC 版)
「オッカムのウィリアム」の記事における「知識の理論」の解説
知識の理論においては、オッカムはスコラ学の種の理論を不必要で経験によって支持されていないとして否定し、普遍(羅:abstractum)の理論のほうを好んだ。これは後期中世認識論における重要な発展である。さらに彼は直観的認識(notitia intuitiva)と抽象的認識(notitia abstractiva)とを区別した。直観的認識は対象が存在するか否かに基づいているが、抽象的認識は対象を存在するという述語から「抽象」する。この二つの認識活動の果たす役割に関しては、解釈者の間でもいまだに評価が定まっていない。
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