睡眠スケジュール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 05:30 UTC 版)
推奨事項の1つは入眠に関するものである。成人は1日7-8時間以下の睡眠では、身体・精神的な不全をもたらす可能性が高くなるため、充分な睡眠時間を確保できるよう指導することが最も重要である。 ときに臨床家は、この睡眠時間を昼寝ではなく夜に確保するよう助言することがある。これは昼寝は睡眠不足の解消であれば役に立つものの、通常の場合は夜の睡眠に悪影響を及ぼすためである。昼寝のマイナス効果はその時間と時刻に影響し、正午の短時間の昼寝が最も睡眠を乱しにくいことが分かっている。さらに、たとえ週末であろうと毎日同じ時間の朝に起床し、決まった睡眠スケジュールを持つことも重要である。 「眠たくなってから寝床につく」ことがスムーズな入眠への近道である。なお、もし寝床に入っても眠れなかった場合、いったん寝床を出て自分に合った方法で心身ともにリラックスして、眠気を覚えてから、再度寝床につくと良いとされている。また、朝は一定時刻に起床し朝日を浴びることで、入眠時刻が徐々に安定してくることから、寝床に入る時間は遅れても、朝起きる時間は遅らせずできるだけ一定に保つことが大切である。
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