相差角とトルク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/10 08:59 UTC 版)
相差角(トルク角)とは、界磁が発生する無負荷誘導起電力と、電機子電圧の位相差δのことである。同期電動機のトルクはsin(δ)に比例して大きくなり、δ=90度の時に理論的な最大トルクとなる(円筒機の場合。突極機の場合は異なる)。また、電機子電圧の周波数に同期して回転しているため、出力はトルクに比例する。負荷のトルクが大きくなりすぎると「同期外れ(脱調)」のため停止する。この時のトルクを「脱出トルク」といい、相差角にして50 - 70度の範囲にある。
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